台風一過で一気に吹く風が蒸し熱くなって夏!って感じの空気になってきましたね。
ジワジワと不快指数は上がりますが、やはり夏になるとテンションが上がってきていい感じです!
◎近況
色々やっていた作業のひとつ DL販売用作品作業がようやくメドが立ってきたました。
内容は以前 コピー誌で発行した「カレイドスター」漫画の総集編です。
当初 鉛筆書き原稿だったので ペン入れし直そうかと考えていましたが、手間と下書きにするにはデッサンが全体的に酷かったので諦めました。
かわりに鉛筆書き原稿に着色して カラー漫画もどきにしてみようと作業してます。
これが思った以上に手間になってしまって・・・orz
とはいえ カラー漫画は冊子媒体でやると印刷代がかかりすぎて ふる屋ではとても制作できないので、DL販売のメリットの一つとして試験的にやってみることにしました。
鉛筆書き原稿というのは 基本的にデッサンや線の精度が低いのをラフに描いて誤魔化している原稿なので、色をつけるとアラがぼろぼろと出てきてキツイのですが、少しでも楽しめるものになるよう手を入れております。
カレイドスターという何年前の作品だよ?ではありますが 興味のある方は 来週くらいに詳細が出せると思いますので よろしければ見てやってくださいね。
サンクリ詳細は土曜日の夜くらいにでも更新する予定です。
◎最近みたビデオ
無性に見たくなったのでボトムズ・・・の 新規スピンオフシリーズ。
・ケース:アービン
大雑把に言うと ボトムズ舞姫
キャラデザがどうのではなく 全体の流れ、演出がコードギアスや舞姫スタッフが作ったんだな~ってのが良くも悪くも全面的に出ているから。
内容はTVシリーズとほぼ同時期と思われる 酸の雨が降る都市でジャンク屋をしながら 裏でバトリングの八百長ファイターをする主人公。
100年戦争で心に傷を負い戦いを嫌いながらも戦う事でしか糧を得られない主人公と、勝つ事にのみ執着したファイターが 戦争が終わった後の世界でも命のやり取りを続けるお話。
総括はもう一つのボトムズファインダーとまとめてするとして、作品全体の作画、バトリングのケレン味は良好で 悪くはない作品。
うん・・・悪くはないんだが 言うほど良くもない。
読み切り作品の中に詰め込むには ちょっと登場人物が多く、また出番がそれなりにあるので 微妙に大味になってしまっているのが残念。
主人公の友人でマネージャーに、女エージェントは もっと出番は少なくて良かったかな。
帰還兵のトラウマや貧しい生活という現実に悲壮、焦燥で擦り切れていく精神という演出が描かれているハズなのに、全体の生活臭、言動にどん底(ボトムズ)らしさが感じられないのが どうにも・・・。
オリジナルシリーズの舞台設定、イメージを出来る限り踏襲して作っているものだから尚更 コレジャナイ感が・・・。
60点
・ボトムズファインダー
ぶっちゃけるとボトムズじゃない。
設定、メカニカルデザイン、ビジュアルイメージ等 全体通して今風のロボロボアニメ。
ボトムズという名前を入れないと 普通にスピンオフ作品と気付かないレベル。
ただし 普通に面白い。
ちょっとしたヒネリ要素はあるものの キャラもテーマも演出も物語も ほぼ 真正面に向かって進むため まったくストレスを感じることなく楽しめます。
内容は深い崖の底でATの回収業を生業とするボトムズと呼ばれる者達、その中の用心棒をしている崖の上にある上層社会に憧れを持つ主人公の物語。
ある日 上層社会の議員令嬢が誘拐され、この崖の底の廃墟に逃げ込んだので 奪回に協力してほしいと頼まれる主人公。
憧れの上層社会の人達に仕事を頼まれ、さらわれたという麗しの姫君を助ける王子様気分で協力する主人公だが・・・。
作画、戦闘演出、キャラ等 全体的にクオリティが高く オリジナル劇場作品として見ると 非常に良作だと思います。
最初の10分間は これはボトムズじゃね~よwとか思って見てましたが、途中から どうでも良くなってました(笑
とにかく血と硝煙、金と裏切りのボトムズという作品において これでもかというくらい それらを脱臭しきっています。
なので TVシリーズのような作品を期待すると残念となります。
反面 ロボアクションにメインをおいたエンターテイメント作品として見ると評価はグッと上がると思います。
70点(ボトムズという冠をはずせれば
総括
・・・という程のものでもありませんが、この二作は制作スタンスの違いによって 作品のクオリティ、評価が大きく変わってしまったと思います。
アービンの方は ボトムズという世界観、テーマ性を引き継いだ、従来のボトムズファンに向けて作られた作品だと思います。
ただ 要所要所で見られる それらに対するファンサービスが微妙に横滑りしていて 作品のしまりを悪くしている感じがします。
また ボトムズがボトムズ足らしめているのは、ビジュアル的な世界観ではなく リアルな社会ドラマに裏打ちされた重厚な世界観によるものです。
残念ながらアービンでは そこを掘り下げるだけのネタも尺もなく どうしても過去シリーズの世界観に頼らざるを得なくなりました。
結果的に どうにも味がぼんやりした薄味ボトムズになってしまったと思われます。
対してファインダーの方は 最初っから名前だけ借りて まったく別物作る気マンマンだというのがわかります。
作品に深さではなく分りやすさ、重さではなく軽快さで組み上げられた作品は 確かにボトムズというには真逆の作品ではあります。
が、視聴者を楽しませるという目的においては、アービンの過去の遺産によるサービスではなく 躍動感あふれるロボアクションで力づくで楽しませようとしている本作は 個人的には非常に好感です。
最初この二つの作品の制作発表をされた時は あまりいい気分がしませんでしたが、アービンのような無理に旧ボトムズに縛られるのではなく、ファインダーのように まったく新しいボトムズを作るのもアリなのではないかと思います。
もっと評価されるといいなぁ・・・。
◎最近みたニコ動
(なんか上がっていたので。これで少しでも相撲人気が戻れば・・・というか朝青竜はホントあんな形で追い出したのが悔やまれる)
(普通に恋愛シミュレーションゲーム風な展開に セガファンなら思わず笑ってしまうネタがてんこ盛りです)
◎WEB拍手返し
>アイアンマン見ました~面白かったです。
トニー社長役の役者さんは昔色々あった、とキネマ旬報で見ましたが、まあいい演技してたので「それはそれ!」「これはこれ!」CVココリコ田中 逆境ナインより。と。でも、何でも「芸の肥やし」で無罪放免って考え方は個人的にはナシですがね…。
>で、近々アメイジングスパイダーマンも公開と割と好評のアメコミ(マーヴル)ヒーロー映画ですが、DTの松っちゃんに言わせると「アメリカのヒーローって全身強化スーツ着たら強くなる奴ばっかりでしょ?あれって自分らに歴史があらへんコンプレックスの表れ意訳・以下略」と…。
>いや、いやいやいや。ちゃんと見ようよ、強い理由ちゃんと説明されてるでしょ、と。全身スーツ強化を否定したご自分の作品「大日本人」と似てますよ、と。…
>あと全身スーツで強化を否定するなら日本の戦隊物はどうなのよ、と。
まあ 自分もキャストに求めるものは 人間性ではなく演技力なので文句はない口ですね。
犯罪はちゃんと罪を償ってくれれば・・・。
松っちゃんの物言いは 正直 だから何?って話なんですよね(笑
アメリカ人だって日本人だって民族としてのコンプレックスを持っていて、それが作品に出てくるのは普通の話であり、それを活かすか殺すかはクリエイター達の手腕の話。
称賛される作品、バカ売れする作品は活かしたクリエイターの技量。
酷評された作品、ヒットしなかった作品は活かせなかったクリエイターの実力不足。
批評家が悪い、客が分っていないなんて口が裂けても言えないですよね?
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