2011年4月18日月曜日

原発について

直前の日記のWEB拍手返しに書こうと思ったのですが、なんか長くなったので別エントリーで。

先日の日記(4/12)の原発に関する発言で ちょっとアレなコメが返ってきてたので、少し補足を。
(文言がちと問題なので 記載は控えます)

好意的にとらえて、おそらくコメを返した人は
「被災地の人達 頑張っているのに なに否定的、差別的な発言してんだよ!人の気持ちも分らない どんだけ冷血漢だよテメェは!!」
みたいなことを言いたかったのだと思います。
(コメの内容が罵倒しかなかったので憶測ですが)

最初にことわっておくと その日記での発言は 読んだ方が不快に思うかもしれないことは覚悟の上での発言です。

もちろん悪意があってやっているワケではなく、キツめの言い方でないとコチラの声が届かないと判断したからです。
(間接的に そういう意図をもって言ってるよとは書いてあるのですが・・・)

コチラの意図するところは 「とにかく原発周辺(50㌔圏内)から逃げてください!」の一点です。
(勿論 それが心理的、物理的、現実的にたやすい事ではないのは重々承知しています)

ただ「オマエ そこにいると危ないから逃げろよ」では「まだ大丈夫、自分のことだから最悪我慢する」で重い腰を上げてくれないのです。

なので、「こっちが迷惑だから そこから逃げろよ」という言い方をしました。
少しでも負い目があれば、渋々 動いてくれる、考え方を軟化させてくれる人もいるかも・・という思惑からです。

ただ 逆に被災者でないクセに知った風なこと言うな!と感情的にさせて思考を硬化させたかもしれない・・・という点では ちょっと言葉足らなかったかなぁ・・とは思いました。

あと 関東圏に住んでいる人達は現在進行形で原発被災者という自覚を持ってもらいたいという意味でも、キツめで不安を煽るような書き方はしました。
(放射能汚染による被災を 程度の差異で有無を語るのはナンセンス)


ここまで補足・・・というか解説(汗)

こっからは 現在進行形で原発に関して。

尚、不安なこと、嫌なことを「聞きたくない、知りたくない、自分の頭で考えたくない」という人は、煽り抜きで ここから先は読まないでください。

嫌味でも馬鹿にするでもなく、知らない、気付かない内に最悪がコッソリ解決してた・・・というのは、ある意味 心的負担を受けずに日常を送れる理想でもあるのです。

だから 当サイトに来られた方が原発問題でストレスを貯めて鬱な気分で日々を送るようになってしまうくらいなら、読まないで欲しい と自分は思うのです。
(実際 自分は単行本作業が進まなくなる程のストレスを受けていました)

で、自分は性分として それが出来ないというだけの話です。


そういう気遣いは前の日記でやっとけよwと言われると その通りですネ。
配慮が足りませんんでした(汗


と、いうわけで ここから下は目下の原発問題に関してのお話。

最初に断っておくと 自分は特に何か原発に関して詳しいワケではありません。

なので、「TAKEのヨタ話なんて聞いてられん!」という人は 下の方にある動画のリンクあたりまでスクロールさせてください。

匿名の書き込みやブログではなく、ちゃんと顔出して発言している専門家の意見、専門機関が出している資料、TVでは放映されない記者会見等の動画や東電社長の会見全文です。

是非 目を通していただくことを願います。
その上で 自分の判断で現在 起こっている事、これからすべき事を考えてみましょう。
勿論 否定的にではなく、今よりも良くする為に前向きな意味でね。


ここからはTAKEの今回の原発被災に関する考えみたいなものです。

先にも書いた通り、原発については詳しくないので、そこから直接 危険度を探ることはできません。

なので 報道機関や関係各所がやる記者会見(深夜にやるのとか特に)を判断材料にしました。

もちろん 額面通りには取らずに 斜め読みです(笑)

ステップ1:
震災直後 報道機関が出していた放射線量に関する文言が、ある時を境に突然「具体的な数値」から「曖昧な表現」に切り替わる。

⇒×危険だとは言わないから安全だ
⇒○具体的な数値を出したらパニックが起こる程の漏れが発生した

ステップ2:
「直ちに健康に影響が出ることはない」という表現が繰り返される。
⇒×パニックになるのを抑えようとしているんだな
⇒○5年後、10年後は知らんがなぁ!!:賠償問題の臭いがチラつき始める

ステップ3:
やたらと東大の教授や専門家が日替わりで安全だと言いまくる。
⇒×専門家が言うなら安心だ
⇒○擁護派の識者が自分の言葉に責任を取らない、取れない状況になりつつある。

ステップ4:
放射能に関する基準値が大幅に上がる。
⇒×元々 日本の基準が厳しすぎただけ
⇒○危機的状況において日本人の放射能に対する耐性(許容量)が飛躍的に上昇した・・・・ってねえええええよ!!
 早期の放射能大量汚染の抑制が不可能な状況にまできた

ステップ5:
あれほどあった海外メディアの報道がされなくなる。
⇒×あれだけセーフジャパンとか言ってたのに冷たいよね
⇒○批判的な報道はシャットアウトが原則だが、そればっかりになってきたか・・・

ステップ6:
なんでもかんでも風評被害という言葉で片付け始める。
⇒×よく知らないクセして ヒステリー起こしてんじゃねーよ!
⇒○もう汚染は止められないから 風評被害が原因という世論を作ることによって 汚染だ何だと騒ぐ奴は悪だと 矛先を関係者から逸らそうとしてるな・・

ステップ7:
退避エリアの拡大を行わない
⇒×一応 踏みとどまっているんだな
⇒○賠償適用範囲を広げたくないんだな・・

ステップ8:
電気が足りないことを やたら強調する
⇒×電気使いすぎる自分達が悪いんだよね
⇒○供給を断った東電が悪いのに、金払ってる利用者が悪いかのような責任転嫁すんな

ステップ9:
一ヶ月経っても ろくに過去の原発事故の報道や検証がされない
⇒×(気付きもしない)
⇒○まあ ヤブヘビなのは分るけど、少しは良心というか、報道関係者としてのプライドはないのかなぁ

ステップ10:
仮の話として 今後 また爆発等あったとしても非難区域の変更は行う必要はない という発言
⇒×もう 大きなトラブルは起こらない見通しがたったか!
⇒○予防線として出してきたとすると、何かがまた吹っ飛ぶような事が現在進行形なんじゃないのか?

ステップ11:
識者(笑)は安全だ、一段落ついた等、楽観論を言うのに、関係者に限っては「収束に向かってやっている」と繰り返すに留まっている。
⇒×事態は収束に向かっているんだ!
⇒○事態が収束に向かってはいない(原発事故は現状維持=悪化)ので 頑張っているとしか言えない

ステップ12:
もし悪い方向に転んだ場合のシミュレーションに対して 誰もつっこまない
⇒×(考えないようにしてる、気付かない振りしてる)
⇒○まあ 対処法がないと判ってる所をつっこんでも不安を煽るだけだし、実際 その瀬戸際にいるってことか・・・orz

ステップ13:
世界の都市にはもっと放射能でてる所があるんだし、騒ぐことない、安全だ!ってあちこちで報道される。
⇒×なんだ やっぱり騒ぎすぎだよw
⇒○いや・・平均寿命が15~20年も日本より短い国と比較されてもさぁ・・・(汗

ステップ14:
原発問題もオールジャパンだ!!と津波被災とごっちゃにして、汚染された食物が混ざってる恐れのあるものを買って支援しようという運動が始まる
⇒×みんなで痛みを分ち合おう!!
⇒○被災者の痛みを除いてあげる支援をしようよ・・・廃棄分を義援金で即金で還元してあげるとかさ・・。

精神的苦痛はともかく、直接的な経済的痛みは緩和できる。
逆に目先のことにとらわれて、何年かして放射能公害の問題が起こった時、必ずヤリ玉に挙げられるし、売ってしまった方も後ろめたさで心苦しい未来が待つことになってしまう。


こんな感じです。

どんだけ ネガティブな見方してるんだよ!?

って思われる方もいるかもしれませんが、この方法で概ねあってたんですよね。
(後で公表された報道と照らし合わせた分に関しては)

じゃ、なんで東京にいるんだよ?
って いうと一ヶ月前の日記にも書いてますが、

もう いいや って前向きに諦めたんです。
内部被爆することは覚悟で ここにいよう って決めたんです。

まあ・・・・さすがに再臨界突入して、吹っ飛んだりしたら逃げますがw


あと 今回の風評被害の件ですが、完全に論点がずれています。

風評被害を抑える方法はしごく簡単。

火種を消せばいいのです。

それをやらずに煙だけ消そうと、バタバタ仰いでいたら 火種の火勢が強くなっっちゃったよ(滝汗
っていうのが 現状です。

ここでいう火種とは もちろん放射能汚染に関する正確な情報と知識がない故の不安です。

消すには 正確な情報と知識を与えれば すぐに消えます。
不安を煽るような情報がでても「危険」なら「危険」とはっきり、素早く言ってくれれば、それは信頼に繋がります。
その信頼が不安を払拭していくのです。

が、正確な情報を出すと別の問題の火種が生まれてしまうのです。

ええ・・・エネルギー利権に絡む原子力推進派の方々の存亡に関わる問題です。

そして 政府や東電さんにとっては 風評被害の問題よりも、そっちで火事が起こる事の方が重大なのです。

だから 話題にあげないように、あがらないように圧力を全力でかけています。

ネットの情報が信用できないというのなら、過去に何があったのか、今なにが起きているのかを無責任なマスコミやネットなどではなく、情報内容に責任をもって公開している機関から入手して 自分の目で見て、考えてみましょう。

その結果 やっぱりTAKEの言ってる事は妄想の域だというのなら それはそれで全然 いいんですし(笑



ここまでTAKEのヨタ話

以下 原発関連の見ておいた方がいいんじゃないかな?っていう情報郡。


京都大学原子炉実験所 小出裕章氏に聞く

(かなり分りやすく解説してらっしゃいます。ロングインタビューなので時間のある時にでも是非。1時間すぎた辺りから 割と希望の持てるお話が出てくるので、福島の話はもういいよっ!て人はそこからでも見てください)

原発がどんなものが知ってほしい
(日雇いではなく技術者、管理者として長年 原発の現場を見て来た方(実名)の昔の手記です。もっと多くの方が原発そのものを意識していれば・・)

全国の放射能濃度一覧
(公的機関が発表している数値です。他にも水道局や、農林水産省が発表している水や野菜等の値も見れます)

放射性基準変更
(ブログですが、わかりやすくまとめてあったので。というか日本って原発大国なのにデフォで許容値が高かったんですよね。それが・・・)


(昼間のニュースで放映されていない部分です。コメは非表示がお勧め。まあ なんというか壊れたオモチャのようです・・・。)

東電社長会見のやり取り全文(4/14)
(ちょっと長めですが、割と中身スカスカなのでサクッと目を通せます。内容のボカし具合が逆に恐かったですw)

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