あと三ヶ月ですね・・・(滝汗
あまり状況的には好転しておりませんが、とりあえず忘れない内に見たビデオの感想だけでも・・。
◎最近みたビデオ
マッハ!ニュージェネレーション
トニー・ジャーを一躍有名にしたマッハ!の監督が作ったアクション映画。
ただマッハシリーズとは無関係。
武術に秀でたアクションスタントチームが騙されて、賭博の見世物用としてリアルバウトを強要させられるお話。
まあ 一昔前には よくあるお話。
全体的にアクションシーンや殺陣は それなりにアイデアもあって面白いのですが、致命的なまでに構成と演出がマズすぎます。
割と全編アクションシーンなのですが、ず~っとタラタラとやっていてメリハリがまったくないので、非常に眠くなります。
また 主人公含めて みんな似たような顔立ちしているから 誰が誰だか分らない・・・。
せめて髪型やメイク、衣装とかでシッカリ キャラ立てしてやるべきなのに、みんな同じ感じで登場人物 総モブキャラ状態。
しかも 最初の方は敵役は全身黒づくめで分りやすかったのに、だんだんと普通の衣装のキャラも混ざってきて 混戦になると どっちがどっちだか・・・(笑
敵役もせっかく色々と考えているのに それらをほとんど活かせず、盛り上げられずで 肩透かしもいいところ。
正直 アクションシーンだけで魅せるクオリティはなく、だからといってバトルものとして盛り上がる構成になっているかというと そうでもない。
キャラに魅力があるかというと 先にも書いた通り、主人公含めて全員がモブキャラ状態。
物語のラストも ぶっちゃけ蛇足感いっぱいで 正直 マッハ!を作った監督の作品とは思えないデキです。
まあ・・・資金調達がうまくいかなかったんでしょうねぇ・・・(涙
この作品を見ると トニーのムエタイ、スタントアクションのキレ、ジャッキーの集団戦での殺陣のアイデア等は本当にエンターテイメントとして一流なんだなぁ・・・と 関心させられます。
と、否定ばかりなレビューですが いい所もちょろっとありましたよ。
ヒロインじゃないスタントチームの女の子がいるのですが、この子がYシャツにパンツルックで当然 使うのはムエタイ系の体術。
所々で出るアクションのシルエットが どことなく龍虎の拳のキングを髣髴とさせて ちょっとニヤリとしてしまいました。
この子 脇役だけど結構 可愛かったしね。
あと最初にも書きましたが アクションシーンはそれなりには見応えあるので まったくダメというワケではありません。
あくまでも それを帳消しにしてしまうくらい構成と演出がダメだって話で。
50点
・東のエデン劇場版1、2
TVシリーズの完全に続きで完結編。
ジュイスの正体、セレソンゲームの全容が明かされて終了したTVシリーズから半年後の物語。
行方不明になっている主人公を探してヒロインが渡米する所から物語は始まり、セレソンゲーム終了までを描いた物語です。
TVシリーズを見ている事が大前提の作品なので、本作を単体で見てもサッパリです。
物語は記憶を失った主人公の過去を拾い集めていくような展開に、今の日本に漫然と漂う 閉塞感、倦怠感を問いただすストーリーとなっています。
ただ TVシリーズでやってきたトンデモぶりに比べて 良くも悪くも物語を現実的に収めようとする為か 外連味の足らない物語の畳み方になっています。
と いうか TVシリーズに比べて かなり社会派ドラマを意識した作りになっているので。
悪い言い方をすると「まあ 結局こんなもんか・・・」という ある意味 本作で突きつけた閉塞感に飲み込まれるようなオチになっています。
勿論 展望的な展開で締めてはいるのですが、アニメという絵空事で夢みたいなことしてみようぜ!?っていう事をテーマに謳った作品なだけに 拍子抜けというか、仕方ないと納得した(笑)というか。
昨今の作品に多い 武力で革命賛歌をしたり、世の中の不条理に犯罪で立ち向かうという子供の理屈みたいな物語よりは何百倍もマシだとは思いますけどね(笑
ただ もうちょっと毒を垂らして 視聴者にチクリと刺さるような物語にして欲しかったなぁ~とか思うのは、自分が年を取ったからなんでしょうかねぇ(汗
個人的には満足していませんが、登場人物達の魅力を引き出しつつも、難しいテーマを取り扱ったという点では 非常に評価すべき作品だったと思います。
謎解きを含めて作品としての一応のケリもつけてますしね。
ただ この 漠然と未来に期待して明るくいきましょうという投げ方は やっぱり 「そんな甘いもんじゃねぇよ」って 思ってしまい・・・・・・仕方ないですかね(笑
あと 関係ありませんが 本作でのキーガジェット、セレソン携帯が登場した当時は カッケェとか思ってましたが、それから2年後には それが古臭く見えるスマート端末時代になってたとは・・・。
そうやって考えると スマートフォンの登場ってやっぱり 大きな転換点だったんだなぁと。
まさか 4、5年前の作品で 時代の流れを感じさせられるとはね(笑
60点
◎最近みたアニメ
どんどこ終了していってますな。
・わたモテ
結局 何一つ前に進展しなかった本作。
主人公は一応 前向きに現状打開に臨むのですが、なかなか人は そうは変わらないモノというのは 変な所で現実的です(涙
非常にイタイタしい作品ですが、視聴続けられた最大の要因は やはり周りの登場人物にイヤなキャラがいない・・・っていうのがあるのでしょうねぇ。
普通は イジメになって不登校になってるよ・・・(涙
そういう意味では そういった温い環境に胡坐をかいている主人公にも原因があるワケで(笑
ただ 最終的に酷い目にあうのは 基本 主人公なので、因果応報というか その辺が 主人公バッシングにはならない良い作りだと思います。
ま、弟君は主人公に顔面グーパンしても許されると思うけどね。
60点
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